遠山昌夫 心のページ

遠山塾主がかたる「心」の言葉

聞き手:第51青経塾 塾長 伊藤一喜

遠山塾主インタビュー 心のページ

第51青経塾 塾長 伊藤一喜

「約束には犠牲を伴う」
 
「約束は犠牲を伴う」という言葉に対し、塾主のお考えをお教えくださいという質問に、塾主の最初のお言葉は、「みんな約束を軽く考えている」というお話でした。

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塾主:約束も様々あり、会社でいうなら経営計画の発表は、社員や株主など会社に関わる全ての人との約束であり、内閣総理大臣で言うなら公約は、国民との約束。家族との約束も全く同じである。この約束には、必ず守らなくてはいけないという責任が伴う。約束のしるしとして使う印鑑の朱肉の赤は、血判の血の赤と同じことを意味し、命がけでその約束を守らねばならないことを理解していない塾生が多い。約束を守っていくためには、当然他の何らかの犠牲を伴います。そういった犠牲の上に約束があることを約束する時点で十分理解しておく必要がある。だから約束とは、重く、厳しいものなのです。

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伊藤:塾で言うなら出席という約束が守られていない現状があります。

塾主:以前は名古屋時間と言う悪い習慣があり、開始時間になっても全員が揃わない、当然終了時間も守れないのが当たり前でした。私は、様々な会議の議長を努め、会議の改革をしてきました。たとえ全員揃っていなくても、定刻に会議を開始し、議事が終了しなくても定刻になれば会議を終了することを徹底してきました。なぜか。無駄な会議は相手の時間を奪うことになる。10人いれば10人の時間、100人いれば100人の時間を奪うことになります。時間とは命のことです。1日の行動を分析すると、いかに効率が悪い時間の使い方をしているかがよくわかります。1日の半分が無駄な時間とすると、人間50年の内25年分しか生きられないことになる。こんな風に時間・命を無駄に使っているようでは、志も達成できるはずがありません。時間をいかに計画的に使えるかがとても大切です。「計画を持たないものは、人に使われる」ということです。計画がないから、人に使われ、約束が守れない。計画的な人生であるからこそ、志の達成が出来る。
 また、一つ一つの約束を確実に守っていくことが、信頼につながり、この信頼こそが経営にとってもっとも重要であることを、再認識してほしいのです。

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(お答えを受けて)
今回塾主とお話させていただく中で、私が28塾生であったとき、須磨での敦盛を舞う約束のことが頭をよぎりました。軽々しく約束した私たちに対して、塾主の厳しいお言葉のことを今でも忘れることはできません。どんな約束であろうと、1度口にした以上、何が何でもその約束を遂行する責任があることを改めて考えさせられました。今後1つ1つの約束をしっかり守り、信頼される経営者になります。
塾主、貴重なお時間本当にありがとうございました。

第51青経塾 塾長 伊藤一喜